雲エアロゾル国際学会参加報告

6月17日、18日に、中国の南京にある南京情報科学技術大学で行われた雲とエアロゾルに関する国際学会に、本研究室から岩渕弘信准教授と博士課程1年の齊藤が参加・発表した。 学会参加者は百数十名とそれほど大きい規模の学会ではなかったが、世界中から著名な研究者が招待されており、非常に密度の濃い学会であった。印象的だったのは、エアロゾル観測技術の世界的権威であるDubovik教授が開発したGRASPという地上観測や衛星観測データからエアロゾルと地表面特性を抽出する一般アルゴリズムの紹介であった。従来導出できる数より遥かに多い変数を導出しており、またそれに組み込まれているアルゴリズムにも興味を持った。 今回の学会では、自分の研究に興味を持ってもらえたのはもちろんのこと、様々な著名な研究者の方とお話をする機会に恵まれて嬉しくもあり、自分にとって良い刺激となった。 (齊藤雅典)