9/1–10にかけてフランスの国立応用科学院リヨン校(INSA Lyon)で行われたサマースクールに、本研究室から博士教育課程リーディングプログラムの学生として齊藤が参加した。 今年で開催5年目となるこのサマースクール(通称:ELyT School)は主に工学部の学生を対象としており、その内容は3部門で構成されている。それは学生の研究内容発表、先生達による講演、そして”Student project”と呼ばれる、あるテーマに対して学生グループで議論を重ね発表を行うというものだ。このサマースクールは学生達の国際交流の意味合いが強く、講義終了後には様々な企画がINSAの学生達から用意されていた。 自分の発表は3日目だった。前日にワインを飲み過ぎて二日酔いの中、自分の研究内容である薄明の空の研究を発表したのだが、自分で納得いく発表が出来ず、悔しい思いをした。先生達の講義は、放射伝達過程を取り扱うなど理解できる内容が多く、また新しい分野に触れたことで好奇心を刺激された。 このサマースクールの醍醐味でもあるStudent projectでは「環境破壊を防ぎながらどのように経済発展していくか?」というテーマで議論が繰り広げられた。私は率先して議論に参加するよう心がけた結果、自分の案が一部取り入れてもらえたため嬉しかった。Student projectの発表では、研究発表時の悔しさを挽回すべく、内容の一部を発表させてもらった。今回は自分でも納得できる発表ができ、リーダーにも”Good job”と言ってもらえたので嬉しかった。 今回のサマースクール参加で、外国の友人をたくさん作れたことも良かったが、自分の英語力がこの短期間でも少し向上したという実感が得られたことが自信となり、また非常に嬉しかった。このサマースクールに参加するにあたって資金援助していただいたリーディング大学院プログラムとオーガナイザーの東北大学流体科学研究所・和田教授には多大なる感謝と御礼申し上げたい。 有り難うございました。 (齊藤雅典)