Workshop on Atmospheric Radiation and Remote Sensing 2018 (ARRS2018)

2018年9月12日から14日まで栃木県那須郡那須町において千葉大学の入江研究室と合同でワークショップ(ARRS2018)を行いました。このワークショップでは那須岳とその周辺において光学観測用測器を用いて日射,紫外可視分光スペクトル,赤外放射温度,赤外放射,気温や気圧などを観測しました。その結果を用いてグループに分かれて解析をし、その結果をまとめて発表しました。

初日は測器のテストや準備をしました。

2日目は那須岳に行き、測器で観測をしました。その後、解析をしました。

3日目は解析の続きをしてから、最後に観測したデータの解析結果をグループごとに発表しました。解析内容としては、赤外放射と赤外放射温度の測定のデータを使用して、赤外放射は黒体を仮定して等価温度に変換して赤外放射温度の時間変動と比較を行いました。比較をすると観測している位置のずれにより時間変動のずれが見られましたが、雲の変動による放射温度の変動の一致が見られました。他にも、那須岳において計測した気圧や気温のデータを用いて気圧と温度の関係を作図しました。ばらつきが大きいように見られましたが、気圧が低くなるにつれて、気温が下がる傾向が得られました。

普段は衛星観測のデータを使用することが多く、地上観測の測器を使用することがあまりないため、データを取り、解析をすることがとても良い経験になりました。(M1 安間)