2024年6月17-21日に中国杭州で行われた国際放射会議 (International Radiation Symposium 2024) にて、佐野繭姫さんが若手研究者ベストポスター賞を受賞しました。この賞は、大学院生または博士号取得後10年以内の若手研究者を対象として、優秀なポスター発表をした３名を表彰するものです。

佐野さんは、初めての国際会議参加で、エアロゾルによる夜空の明度の変化についてポスター発表を行いました。今回の受賞について、佐野さんに感想を聞いてみました。

「日本では、あまり大気放射学を専攻されている学生が少ない現状で、国内学会に参加しても同分野の学生と議論する機会はほとんどありませんでした。しかし、世界各国から同世代の学生が多く参加し、互いの研究に関して議論することができました。特に夜間観測に関する研究発表が複数あり、そういった方向の研究にもとても興味が湧きました。今回の受賞に関して、英語でコミュニケーションがうまく取れ、自身の研究を科学的に面白いと思ってもらえただけでなく、今後の応用的期待も視野に入れていただいた評価だと考えています。日本国内でも盛んに議論される研究になるように今後も頑張っていきたいと思います。」