メンバー | 早坂 忠裕

メンバー | 早坂 忠裕

早坂 忠裕(はやさか ただひろ)
教授
大気海洋変動観測研究センター
気候物理学部門
E-mail tadahiro.hayasaka.b4 (at) tohoku.ac.jp
Tel. 022-795-6741
研究分野
大気放射学、雲とエアロゾル、気候変動
研究内容
  主な専門は大気物理学および大気放射学である。特に雲、エアロゾルの微物理特性とその時空間変動に関する研究、またそれらが大気中の放射過程を通して地球の気候変動に及ぼす影響について研究を行っている。また、大学共同利用機関・総合地球環境学研究所の創設に学術調査官として関わり、2001年4月の研究所創設後には、過去20〜30年の中国を中心とする東アジアを対象に、大気中の温室効果気体、エアロゾルの濃度分布と人間活動の関係解明をテーマとする研究プロジェクト「大気中の物質循環に及ぼす人間活動の影響の解明」(研究費:5年間で約3.6億円)のプロジェクトリーダーをつとめた。
主な研究成果は、次のとおりである。
(1)航空機を用いた太陽放射の観測から、北西太平洋上におけるエアロゾルの成層状態と中国大陸からの土壌粒子の輸送過程を明らかにした。その結果、黄砂現象が見られる春以外の季節でも気象条件によっては日本上空から太平洋の自由対流圏に黄砂粒子が輸送されることを明らかにした。
(2)国立環境研究所との共同研究でレーザーレーダーとスカイラジオメーターによる同時観測から大気中のエアロゾルの成層状態と粒径分布の関係、および複素屈折率を明らかにした。
(3)1987〜1991年に実施されたWCRP(気候変動国際協同研究計画)の「雲と放射に関する航空機観測」に中心メンバーとして参加し、当時世界中で議論されていた雲による太陽放射の異常吸収は雲の不均質性がもたらす見かけ上のものであることを示した。
(4)NOAA/AVHRR衛星データを用いて雲の光学的厚さ、雲水量と雲粒有効半径を求める方法を確立し、航空機観測の結果を用いてその有効性を検証した。
(5)北大との共同研究で1995年〜1998年にかけて冬季北極域の雲の微物理特性と放射特性に関する観測を行い、これらの雲の放射特性は、気温と水蒸気量の変動によって支配されていることを明らかにした。
(6)国立環境研究所、地球フロンティアと共同でアジア域における1980〜2000年の燃料消費量と大気中への物質(SO2、NOx、CO、BC、OC、NMVOC、NH3、CH4、N2O、CO2)の排出量を推計した。アジア域における燃料消費量は20年間で倍増し、それに伴って、大気中への物質の排出量も1.2倍(BC)~2.3倍(NOx)に増加していること、特に、中国における増加傾向が著しく、20年間におけるNOx排出量の増加率は約3倍にもなることを示した。
(7)エアロゾルの観測を福江島、奄美大島、沖縄等で実施した結果、全般的に東アジアのエアロゾルはブラックカーボンの割合が多く、光吸収特性が強いことを明らかにした。
(8)衛星データ解析から、東アジアではエアロゾルの間接効果により低層雲の雲粒は小さくなっているが総雲量は減少していることを明らかにした。
(9)中国の研究者との共同研究により、ヨーロッパや北米で見られるGlobal Dimming and Brightening(1990年頃まで日射量が減少し、その後増加に転じた現象)が中国でも見られること、そしてその大きな要因の一つは人為起源エアロゾルであることを示した。
一言
 地球上にはまだまだ分からないことがたくさんあります。 まずは目標を決めてバリバリと研究を進めて行きましょう。若い人の力が未来を創るのです。
略歴
昭和57年3月 東北大学理学部卒業
昭和57年4月 東北大学大学院理学研究科入学
昭和59年3月 東北大学大学院理学研究科前期課程修了 理学修士
昭和59年4月 東北大学大学院理学研究科後期課程進学
昭和63年3月 東北大学大学院理学研究科後期課程修了 理学博士
昭和63年4月 日本学術振興会特別研究員PD(東北大学理学部)
〜平成2年3月
平成2年4月 東北大学大学院理学研究科研究生
平成2年11月 東北大学理学部助手(大気海洋変動観測研究センター)
平成6年5月 東北大学理学部助教授(大気海洋変動観測研究センター)
平成10年4月 東北大学大学院理学研究科助教授(大気海洋変動観測研究センター)
平成11年8月 東北大学大学院理学研究科教授
平成11年11月  国立極地研究所(地球環境科学研究所(仮称)準備室)教授
(東北大学大学院理学研究科併任(平成12年3月まで))
平成13年4月  総合地球環境学研究所教授
平成15年4月  総合地球環境学研究所教授・研究プログラム主幹・研究推進センター長
平成16年4月  人間文化研究機構・総合地球環境学研究所教授・研究プログラム主幹
平成20年7月  東北大学大学院理学研究科教授
平成22年4月 東北大学大学院理学研究科・研究科長補佐(〜平成23年3月)
平成22年4月 東北大学総長特任補佐(〜平成24年3月)
平成23年4月 東北大学大学院理学研究科・副研究科長(〜平成26年3月)
平成24年4月 東北大学総長特別補佐(〜平成26年3月)
平成26年4月 東北大学大学院理学研究科長・理学部長(〜平成29年3月)
平成28年10月  東北大学学位プログラム推進機構、環境・地球科学国際共同大学院プログラム長
(〜平成30年3月)
平成29年4月 東北大学総長特別補佐(〜平成30年3月)
平成30年4月 東北大学理事・副学長(研究担当)(〜令和2年3月)
令和 2年4月 東北大学大学院理学研究科附属大気海洋変動観測研究センター長
令和 2年4月 宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター 参与
研究活動に伴う主な委員等
WMO/GAW Aerosol Scientific Advisory Group Member (平成9年〜平成13年)
GEWEX Radiation Panel Member (平成13年〜平成19年)
IAMAS/International Radiation Commission Member(平成13年〜平成24年)
日本学術会議地球惑星科学委員会地球・惑星分科会/地球観測の将来構想に関する検討小委員会副委員長(平成25年11月〜平成26年9月、平成27年4月〜現在)
日本気象学会 理事(平成30年5月〜現在)
日本気象学会「気象集誌」編集委員(平成8年7月〜平成12年6月)
日本気象学会「天気」地区編集委員(平成9年7月〜平成13年3月)
日本気象学会「気象研究ノート」編集委員(平成8年7月〜現在)
日本気象学会 地球観測衛星研究連絡会代表幹事(平成15年7月〜現在)
文部省学術調査官(平成7年4月〜平成12年3月)
文部科学省・新世紀重点研究創生プラン・人・自然・地球共生プロジェクト、課題2、3、6運営委員(平成14年4月〜平成19年3月)
気象庁「気候問題懇談会検討部会」委員(平成24年4月〜平成30年3月)
気象庁「気象業務の評価に関する懇談会」委員(平成25年4月〜現在)
気象庁「静止衛星データ利用技術懇談会」委員(平成26年4月〜平成30年3月)
環境庁・気象庁 地球温暖化観測推進ワーキンググループ委員、雲・エアロゾル・放射サブWG座長(平成20年10月〜平成28年3月)
地球環境研究総合推進費「アジアにおけるオゾン ・ブラックカーボンの空間的・時間的変動と気候影響に関する研究」、アドバイザリーボード委員(平成17年4月〜平成20年3月)
地球環境研究総合推進費戦略研究プロジェクト「東アジアにおける広域大気汚染の解明と温暖化対策との共便益を考慮した大気環境管理の推進に関する総合的研究」、アドバイザリーボード委員(平成21年4月〜平成26年3月)
GOSATサイエンスチーム、アドバイザリーボード委員(平成19年7月〜平成23年3月)
GOSAT-RA 評価委員(平成22年4月〜平成26年3月)
九州大学応用力学研究所共同利用委員会委員(平成21年4月〜令和2年3月)
九州大学応用力学研究所、応用力学拠点運営委員会委員(令和2年4月〜現在)
東京大学大気海洋研究所運営協議会委員(令和2年4月〜現在)
自然科学研究機構研究教育評議会委員(令和2年4月〜現在)
研究業績等
「学位論文」

  • (修士論文)
    航空機による太陽放射の分光観測とエアロゾルの光学的特性、1984、 東北大学
  • (博士論文)
    Physical properties of aerosols estimated from airborne solar radiation measurements
    (航空機による太陽放射観測から見積られたエアロゾル の物理的性質)、1988、東北大学
編著書等
  1. 早坂忠裕(編集)、1996:気象研究ノート187号「地球環境のマイクロ波放射計リモートセンシング」、日本気象学会、196pp.Hayasaka, T., D. L. Wu, Y.-Q. Jin, and J.-S. Jiang (eds.), 1998: Microwave Remote Sensing of the Atmosphere and Environment, Proceedings of SPIE, Volume 3503, 454pp.
  2. Sasano, Y., J. Wang, and T. Hayasaka (eds.), 2001: Optical Remote Sensing of the Atmosphere and Clouds II, Proceedings of SPIE, Vol. 4150, 430pp.
  3. 早坂忠裕(分担執筆)、2002:「大気の化学と地球環境」(編集:秋元肇、河村公隆、中澤高清、鷲田伸明)、学会出版センター、223pp.
  4. 早坂忠裕(分担執筆)、2004:「エアロゾル用語集」(日本エアロゾル学会編)、京都大学学術出版会、270pp.
  5. 早坂忠裕(分担執筆)、2005:「気象ハンドブック 第3版」(編集:新田尚、野瀬純一、伊藤朋之、住明正)、朝倉書店、1010pp.
  6. 早坂忠裕(分担執筆)、2007:「エアロゾルの大気環境影響」(編集:笠原三紀夫、東野達)、京都大学学術出版会、361pp.
  7. 早坂忠裕(分担執筆)、2007:中国の日射量変動と人間活動(「メコンと黄河−研究者の熱い思い−」編集:竹内邦良、福嶌義宏)、学報社、267pp.
  8. 中島映至、早坂忠裕(編集)、2008:気象研究ノート218号「エアロゾルの気候と大気環境への影響」、日本気象学会、178pp.
  9. 早坂忠裕(分担執筆)、2010:「地球環境学事典」(総合地球環境学研究所編)、弘文堂、651pp.
  10. 早坂忠裕,岩渕弘信(編集)、2011:気象研究ノート223号「気象・気候学のための最新放射計算技術とその応用」、日本気象学会、183pp.
  11. Hayasaka, T., K. Nakamura, and E. Im (eds.), 2012: Remote Sensing of the Atmosphere, Clouds, and Precipitation IV, Proceedings of SPIE, Volume 8523, provided by CD-ROM.
論文等(英文・査読有り)
  1. Nakajima, T., M. Tanaka, T. Hayasaka, Y. Miyake, Y. Nakanishi, and K. Sasamoto, 1986: Airborne measurements of the optical stratification of aerosols in turbid atmospheres. Appl. Opt., 25, 4374-4381.
  2. Tanaka, M., T. Hayasaka, and T. Nakajima, 1990: Airborne measurements of optical properties of tropospheric aerosols over an urban area.  J. Meteor. Soc. Japan, 68, 335-345.
  3. Hayasaka, T., T. Nakajima, and M. Tanaka, 1990: The coarse particle aerosols in the free troposphere around Japan.  J. Geophys. Res., 95, 14,039-14,047.
  4. Shiobara, M., T. Hayasaka, T. Nakajima, and M. Tanaka, 1991: Aerosol monitoring by use of a scanning spectral radiometer in Sendai, Japan.  J. Meteor. Soc. Japan, 69, 57-70.
  5. Hayasaka, T., M. Tanaka, and T. Nakajima, 1992:  Estimation of cloud geometrical thickness using 0.9 μm water vapor absorption band.  Proceedings of 11th International Conference on Clouds and Precipitation, 17-21, August, 1992, Montreal, Canada, 805-806.
  6. Hayasaka, T., T. Nakajima, S. Ohta, and M. Tanaka, 1992: Optical and chemical properties of urban aerosols in Sendai and Sapporo, Japan.  Atmos. Environ.  A26, 2055-2062.
  7. Kikuchi, K., Y. Asuma, T. Taniguchi, M. Kanno, M. Tanaka, T. Hayasaka, T. Takeda, and Y. Fujiyoshi, 1993: Structure and reflectance of winter marine stratocumulus clouds.  J. Meteor. Soc. Japan, 71, 715-731.
  8. Hayasaka, T., N. Kikuchi, and M. Tanaka, 1994: Radiative properties of inhomogeneous stratocumulus clouds observed over the Wetern North-Pacific Ocean.  Proceedings of 8th Conference on Atmospheric Radiation, 23-28 January 1994, Nashville, Tennessee, USA, 156-157.
  9. Nakajima, T., A. Higurashi, T. Hayasaka, and Y. Najafi, 1994: Remote sensing of Persian Gulf oil fire aerosols.  Proceedings of 8th Conference on Atmospheric Radiation, 23-28 January 1994, Nashville, Tennessee, USA, 386-388.
  10. Hayasaka, T., M. Kuji, T. Nakajima, and M. Tanaka, 1994: Satellite remote sensing and air-truth validation of cloud liquid water path and droplet effective radius.  Proceedings of 8th Conference on Atmospheric Radiation, 23-28 January 1994, Nashville, Tennessee, USA, 421-422.
  11. Kikuchi, K., T. Aoyama, Y. Asuma, T. Taniguchi, T. Takeda, M. Tanaka, and T. Hayasaka, 1994: Roughness of cloud top surface of winter stratocumulus clouds over the ocean -Preliminary investigations on cloud and radiation.  J. Fac. Sci. Hokkaido Univ., Ser. VII, 9, 381-403.
  12. Hayasaka, T., N. Iwasaka, G. Hashida, I. Takizawa, and M. Tanaka, 1994: Changes in stratospheric aerosols and solar insolation due to Mt. Pnatubo eruption as observed over the Western Pacific.  Geophys. Res. Lett., 21, 1137-1140.
  13. Hayasaka, T., M. Kuji, and M. Tanaka, 1994: Air-truth validation of cloud albedo estimated from NOAA advanced very high resolution radiometer data.  J. Geophys. Res., 99, 18,685-18,693.
  14. Takamura, T., Y. Sasano, and T. Hayasaka, 1994: Tropospheric aerosol optical properties derived from lidar, sunphotometer and optical particle counter measurements.  Appl. Opt., 33, 7132-7140.
  15. Hayasaka, T., T. Nakajima, Y. Fujiyoshi, Y. Ishizaka, T. Takeda, and M. Tanaka, 1995: Geometrical thickness, liquid water content and radiative properties of stratocumulus clouds observed over the Western North-Pacific.  J. Appl. Meteor., 34, 460-470.
  16. Fujiyoshi, Y., Y. Ishizaka, T. Takeda, T. Hayasaka, and M. Tanaka, 1995: Measurement of vertical liquid water path by means of an airborne radiometer and the shortwave albedo of marine low-level clouds during WENPEX in Japan, J. Appl. Meteor., 34, 471-481.
  17. Hayasaka, T., N. Kikuchi, and M. Tanaka, 1995: Absorption of solar radiation by stratocumulus clouds: Aircraft measurements and theoretical calculations.  J. Appl. Meteor., 34, 1047-1055.
  18. Hayasaka, T., H. Kawamura, Y. Sato, and H. Takai, 1996:  Satellite remote sensing of summer stratus clouds over the Western North-Pacific.  Proceedings of 12th International Conference on Clouds and Precipitation, 19-23, August, 1996, Zurich, Switzerland, 31-34.
  19. Hayasaka, T., 1996: Recent studies on satellite remote sensing of clouds in Japan.  Adv. Space Res., Vol. 18, No. 7, 29-36.
  20. Nakajima, T., T. Hayasaka, A. Higurashi, G. Hashida, N. Moharram-Nejafi, and H. Valavi, 1996: Aerosol optical properties in the Iranian region obtained by ground-based solar radiation measurements in the summer of 1991.  J. Appl. Meteor., 35, 1265-1278.
  21. Zhao, F., Z. Gong, H. Hu, M. Tanaka, and T. Hayasaka, 1997: Simultaneous determination  of aerosol complex index of refraction and size distribution from scattering measurements of polarized light.  Appl. Opt., 36, 7992-8001.
  22. Hayasaka, T., Y. Meguro, Y. Sasano, and T. Takamura, 1998: Stratification and size distribution of aerosols retrieved from simultaneous measurements with lidar, sunphotometer and aureolemeter.  Appl. Opt., 37, 961-970.
  23. Ishida, H., T. Hayasaka, M. Kajikawa, K. Kikuchi, H. Uyeda, Y. Asuma, and Y. Inoue, 1998: The observations of liquid water, water vapor, and downward flux of infrared radiation in the Arctic region with a microwave radiometer and a pyrgeometer.  Proc. NIPR Symp. Polar Meteorol. Glaciol., 12, 10-18.
  24. Hayasaka, T. H. Murata, B. Zhao, Y. Zhu, and W. Li, 1998: Rainfall distribution over Asian continent retrieved from SSM/I data.  Microwave Remote Sensing of the Atmosphere and Environment, Proceedings of SPIE, Volume 3503, 108-114.
  25. Ishida, H., T. Hayasaka, and M. Tanaka, 1998: Retrieval of cloud physical parameters from ground based observations of microwave atmospheric radiation and transmitted solar radiation.  Microwave Remote Sensing of the Atmosphere and Environment, Proceedings of SPIE, Volume 3503, 414-422.
  26. Hayasaka, T., Y. Meguro, Y. Sasano, and T. Takamura, 1999: Optical properties of aerosols derived from simultaneous measurements with lidar, sunphotometer and aureolemeter.  Appl. Opt., 38, 1630-1635.
  27. Asuma, Y., Y. Inoue, K. Kikuchi, M. Kajikawa, N. Sato, and T. Hayasaka, 2000: Wintertime precipitation behavior in the Western Canadian Arctic region. J. Geophys. Res., 105, 14,927-14,939.
  28. Kuji, M., T. Hayasaka, N. Kikuchi, T. Nakajima, and M. Tanaka, 2000: The retrieval of the optical thickness and effective particle radius of low-level marine clouds by NOAA/AVHRR data.  J. Appl. Meteor., 39, 999-1016.
  29. Hayasaka, T. and H. Iwabuchi, 2001: Combined measurements of cloud using satellites, aircraft and groundbased instruments.  Optical Remote Sensing of the Atmosphere and Clouds II, Proceedings of SPIE, Vol. 4150, 235-242.
  30. Iwabuchi, H. and T. Hayasaka, 2001: Cloud inhomogeneity effect on the retrieval of cloud optical thickness from satellite measurement.  Optical Remote Sensing of the Atmosphere and Clouds II, Proceedings of SPIE, Vol. 4150, 330-338.
  31. Iwabuchi, H. and T. Hayasaka, 2002: Effects of cloud horizontal inhomogeneity on the optical thickness retrieved from moderate-resolution satellite data.  J. Atmos. Sci. , 59, 2227-2242.
  32. Kuba, N., H. Iwabuchi, K. Maruyama, T. Hayasaka, T. Takeda, and Y. Fujiyoshi, 2003, Parameterization of the Effect of cloud condensation nuclei on the optical properties of a non-precipitating water layer cloud.  J. Meteor. Soc. Japan, 81, 393-414.
  33. Iwabuchi. H. and T. Hayasaka, 2003: Multi-spectral nonlocal method for retrieval of boundary layer cloud optical thickness and droplet effective radius.  Remote Sensing of Environment, 88, 294-308.
  34. Kawamoto, K., T. Hayasaka, T. Nakajima, D. Streets and J. Woo, 2004:  Examining the aerosol indirect effect over China using an SO2 emission inventory.  Atmos. Res., 72, 353-363.
  35. Hayasaka, T., K. Kawamoto and J. Xu, 2004:  Seasonal variations of clouds, aerosols and shortwave radiation over China. Proc. 14th International Conference on Clouds and Precipitation, 19-23 July 2004, Bologna, Italy, 387-388.
  36. Kawamoto, K. and T. Hayasaka, 2004: Relationship between the low-level cloud fields from satellites and precipitation from ground over China. Proc. 14th International Conference on Clouds and Precipitation, 19-23 July 2004, Bologna, Italy, 554-555.
  37. Hayasaka, T., K. Kawamoto, G. Shi, and A. Ohmura, 2006:  Importance of aerosols in satellite-derived estimates of surface shortwave irradiance over China, Geophys. Res. Lett., 33, L06802, doi:10.1029/2005GL025093.
  38. Hayasaka, T., K. Kawamoto, J.-Q. Xu and G.-Y. Shi, 2006: Long-term trend of surface shortwave radiation over China.  IRS2004: Current Problems in Atmospheric Radiation (Edited by H. Fischer and B.-J. Sohn), A. Deepak Publishing, 395-398.
  39. Kawamoto, K., T. Hayasaka and I. Uno, 2006: Correspondence of the low cloud microphysics to the aerosol amount over China.  IRS2004: Current Problems in Atmospheric Radiation (Edited by H. Fischer and B.-J. Sohn), A. Deepak Publishing, 443-445.
  40. Kawamoto, K., T. Hayasaka, I. Uno, and T. Ohara, 2006: A correlative study on the relationship between modeled anthropogenic aerosol concentration and satellite-observed cloud properties over East Asia.  J. Geophys. Res., 111, D19201, doi:10.1029/2005JD006919.
  41. Kuji, M., S. Hayashida, M. Shiobara, M. Yabuki, K. Hara, H. Kobayashi, T. Hayasaka, and S. Satake, 2006: Characteristics of sulfate haze over East Asia retrieved with satellite and ground-based remote sensing data.  Proceedings of SPIE 6408, 64080R.
  42. Arao, K., M. Nishikawa, S. Hatakeyama, A. Takami, S. Matsuyama, and T. Hayasaka, 2006: Atmospheric Turbid Conditions due to Fine Particles in Recent Years at Nagasaki, Japan. J. Environmental Studies, Nagasaki University, 9, 23-30.
  43. Matsuoka, M., T. Hayasaka, Y. Fukushima, and Y. Honda, 2007: Land Cover in East Asia Classified using Terra MODIS and DMSP OLS Products”.  International Journal of Remote Sensing, 28, 221-248, doi:10.1080/01431160600675911.
  44. Ohara, T., H. Akimoto, J. Kurokawa, N. Horii, K. Yamaji, X. Yan, and T. Hayasaka, 2007: An Asian emission inventory of anthropogenic emission sources for the period 1980-2020.  Atmospheric Chemistry and Physics. 7, 4419-4444.
  45. Xie, P., A. Yatagai, M. Chen, T. Hayasaka, Y. Fukushima, C. Liu, and S. Yang, 2007: A Gauge-Based Analysis of Daily Precipitation over East Asia.  J. Hydrometeor. 8, 607-626.
  46. Zhang, X., T. Nakazawa, M. Ishizawa, S. Aoki, S. Nakaoka, S. Sugawara, S. Maksyutov, T. Saeki and T. Hayasaka, 2007: Temporal variations of atmospheric carbon dioxide in the southernmost part of Japan.  Tellus B. 59, 654-663. doi:10.1111/j.1600-0889.2007.00288.x.
  47. Hayasaka, T., S. Satake, A. Shimizu, N. Sugimoto, I. Matsui, K. Aoki and Y. Muraji, 2007:  The vertical distribution and optical properties of aerosols observed over Japan during ABC-EAREX2005.  J. Geophys. Res., 112, D22S35, doi:10.1029/2006JD008086.
  48. Sawa, Y., H. Tanimoto, S. Yonemura, H. Matsueda, A. Wada, S. Taguchi, T. Hayasaka, H. Tsuruta, Y. Tohjima, H. Mukai, N. Kikuchi, S. Katagiri, and K. Tsuboi, 2007: Widespread pollution events of carbon monoxide observed over the western North Pacific during the EAREX 2005 campaign, J. Geophys. Res., 112, D22S26, doi:10.1029/2006JD008055.
  49. Zhang, D., J. Tang, G.-Y. Shi, M. Wen, T. Nakazawa, S. Aoki, S. Sugawara, S. Morimoto, P. K. Patra, T. Hayasaka, and T. Saeki, 2008: Temporal and spatial variations of the atmospheric CO2 concentration in China.  Geophys. Res. Lett., 35, L03801, doi:10.1029/2007GL032531.
  50. Tanimoto, H., Y. Sawa, S. Yonemura, K. Yumimoto, H. Matsueda, I. Uno, T. Hayasaka, H. Mukai, Y. Tohjima, and L. Zhang, 2008: Diagnosing recent CO emissions and springtime O3 evolution in East Asia from coordinated ground-based observations of O3 and CO during the East Asian Regional Experiment (EAREX) 2005 campaign.  Atmos. Chem. Phys., 8, 3867-3880.
  51. Streets, D. G., C. Yu, Y. Wu, M. Chin, Z. Zhao, T. Hayasaka, and G.-Y. Shi, 2008: Aerosol trends over China, 1980-2000.  Atmos. Res. 88, 174-182.
  52. Shi, G.-Y., T. Hayasaka, A Ohmura, Z.-H. Chen, B. Wang, J.-Q. Zhao, H.-Z. Che, and L. Xu, 2008: Data quality assessment and the long-term trend of ground solar radiation in China.  J. Appl. Meteor. Climatology, 47, 1006-1016.
  53. Kawamoto, K. and T. Hayasaka, 2008: Relative contributions to the surface shortwave irradiance over China: An introduction of Potential Radiative Forcing.  Geophys. Res. Lett. 35, L17809, doi:10.1029/2008GL035083.
  54. Hayasaka, T., K. Kawamoto, G-Y. Shi,2009: Shortwave absorption properties of atmosphere over China. Current Problems in Atmospheric Radiation (IRS2008),533-536
  55. Kawamoto, K., T. Hayasaka,2009: Introducing potential radiative forcing (PRF) for quantifying the Earth radiation budget. Current Problems in Atmospheric Radiation (IRS2008), 541-544.
  56. Katagiri, S., N. Kikuchi, T. Y. Nakajima, A. Higurashi, A. Shimizu, I. Matsui, T. Hayasaka, N. Sugimoto, T. Takamura and T. Nakajima, 2010:  Cirrus Cloud Radiative Forcing Derived from Synergetic Use of MODIS Analyses and Ground-Based Observations.  SOLA, 6, 25-28, doi:10.2151/sola.2010-007.
  57. Kawamoto, K. and T. Hayasaka, 2010: Geographical features of changes in surface shortwave irradiance in East Asia estimated using the potential radiative forcing index.  Atmos. Res., 96, 337-343, doi:10.1016/j.atmosres.2009.09.016.
  58. Kawamoto, K. and T. Hayasaka, 2011: Cloud and aerosol contributions to variation in shortwave surface irradiance over East Asia in July during 2001 and 2007.  Journal of Quantitative Spectroscopy & Radiative Transfer, 112, 329–337.
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論文等(英文・査読無し)
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  37. Zhang, D., T. Nagatani, T. Kojima, R. Cao, T. Shibata, S. Katagiri, and T. Hayasaka, 2012: AERU: An Observation Unit on the Western Coast of Amakusa. Proc. 29th Symposium on Aerosol Science and Technology, Kitakyushu, Japan, Aug. 28-30, 2012, 111-112.
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論文等(中文・査読無し)
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論文等(和文・査読無し)
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  2. 早坂忠裕、1993:大気汚染の衛星リモートセンシング、大気汚染学会誌、28, 128-135.
  3. 早坂忠裕、1993:TOGA-COAREにおけるNASAの航空機観測、天気、40, 549-553.
  4. 早坂忠裕、1995:大気は太陽放射をどれだけ吸収するのか?、天気、42, 789-797.
  5. 早坂忠裕、1996:「隕石説、火山噴火説をめぐって」、AERA Mook、気象学のみかた、 朝日新聞社、pp.118-121.
  6. 早坂忠裕、1996:「空気の密度が生むマジック」、AERA Mook、気象学のみかた、 朝日新聞社、pp.126-129.
  7. 早坂忠裕、菊地信行、2000:衛星による雲の微物理特性の観測、月刊海洋、32, 291-296.
  8. 早坂忠裕、2001:「地球温暖化」の問題をめぐって、学術月報、54, 1026-1029.
  9. 早坂忠裕、2002:衛星で計る雲、宇宙からみる地球の姿(第16回「大学と科学」公開シンポジウム講演収録集)、クバプロ、136-144.
  10. 早坂忠裕、2003:大気科学研究者が考える地球温暖化問題、地球研フォーラム講演記録集2003(第2号)、総合地球環境学研究所、pp2-8.
  11. 早坂忠裕、2005:東アジア域における雲・エアロゾル・日射量の長期変動について、第15回大気化学シンポジウム講演集、20-23.
  12. 保本正芳、佐野 到、向井苑生、早坂忠裕、2006:Sky-radiometerを用いたエアロゾル光学特性の導出、理工学総合研究所研究報告、近畿大学、Vol.18, 67-74.
  13. 早坂忠裕、2014:雲の放射特性の基礎、低温科学、72、145−150.
  14. 早坂忠裕、2014:雲の衛星観測と気象学・気候変動科学、日本リモートセンシング学会誌、34, 266-277.