2018年11月4日から2018年12月2日にかけて、自然科学系短期共同研究留学生交流プログラム(COLABS)を利用して、コロラド大学ボルダー校に行き、Schmidt博士の研究グループに加わり、研究を行いました。
大学では主に、Schmidt博士の指導のもと、自身の研究を物理学的に考察するためのアプローチを考案し、取り組みました。その結果、修学前よりも物理学的に考える機会が圧倒的に増加し、いくつかの重要な考察を得ることが出来、さらには、残りの修士課程の研究ですべきことが明確化され、とても充実したものとなりました。
修学中には、研究グループ内での口頭発表と、大学内のポスター会議でのポスター発表をする機会があり、普段英語で研究発表する機会のない私にとっては、とても貴重であり、なおかつ、チャレンジングな機会でした。特にポスター発表では、聴講者と会話をしながら話を進めるため、英語でのコミュニケーション能力が必要不可欠であり、この一日だけでも大きく磨かれたと感じています。
本修学で訪れた研究所には、アメリカ人はもちろんのこと、ドイツ人や中国人などの英語を母国語としない人々も多数在籍しており、このような多様な背景を持つ人々が英語という一つの共通言語を自由に操り、高度な議論を交わしていました。このような姿を見ると、私がこれまで日本で置かれていた環境との違いを感じるとともに、これまで国内のみに向けていた視野を海外にも向けてみようと思う良いきっかけとなりました。(M2増田涼佑)