* 日本上空対流圏における温室効果ガス観測プロジェクト

cessna

観測に使用している航空機。左は(株)東邦航空のセスナ172型機、右は(株)ジェイエアのEmbraer190型機(航空機コレクション JALより)

私たちは1979年以来、月に一度の割合で航空機を用いた日本上空における大気中のさまざまな温室効果気体の精密な観測を続けています。温室効果気体の濃度は高度方向に均一ではなく、また気体の種類によっても異なった分布を示します。これはそれぞれの気体の発生源、消滅源の分布と大きく関わっています。

航空機を用いることによって、高度方向に幅広い濃度の情報を得ることができます。観測結果の一例として、日本上空各高度でのCO2濃度の変動を左図に示します。40年以上にわたる高度別の温室効果気体の長期レコードは、世界でも稀な観測記録となっています。
航空機観測による研究成果の一例をこちらのページでご紹介しています。

日本上空の観測には以下の方々のご協力を頂いています。
(株)日本航空
(株)J-AIR
(株)新中央航空様
長年のご協力に御礼申し上げます。

                 関連項目:CO2, SF6, CO2の炭素同位体

* 西シベリア スルグート -Surgut-

国立環境研究所、国立極地研究所との共同プロジェクトとして西シベリアSurgutにおいて航空機による観測を行っています。